HONDA『VEZEL』と音楽
耳慣れた曲にはすでにイメージが付いている。
ファミリー向け、恋人との時間向け、夜のドライブ、夏のツーリング、と、もし車のCMに使いたいならば、持たせたいイメージとリンクさせれば良い。
しかし、あえてまだメジャーの音楽界にない楽曲を連れてくるのがホンダである。
多くの視聴者にとっては何の先入観も無い白紙のテーマソングを、視覚のイメージに載せてくる。
そしてあとは視聴者の五感にゆだねるのだ。
視聴者が受け止めるのは、さっそうと街を走り抜けるSUVの疾走感か?それとも心地よさが優先だろうか?あるいは外観の力強さや、クーペのあでやかさかもしれない。
それはどう受け止めても構わないと、きっとホンダは思っている。
なぜなら、CMに共感したということは、VEZELの持つ魅力に何がしら共鳴したということに他ならないのだから。
それがホンダの持つ発信力なのだから。
2016.9~『STAY TUNE』Suchmos
Suchmos(サチモス)は、日本の男性6人組ロックバンド。ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップなどから影響を受けた音楽性を持つバンドである。
「世界ヴェゼル」篇として2016年9月からオンエア。
2018.12~『808』Suchmos
2018年2月のマイナーチェンジに合わせて、前回と同じくSuchmos(サチモス)が「もうひとつの日常」篇として起用された。