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顔面大ヤケド・歯のエナメル喪失も!本当は怖いメラミンスポンジ

今やお掃除グッズの定番ともいえる「メラミンスポンジ」。水を含ませてこするだけで魔法のように汚れが落ちるので、使用しているご家庭も多いのではないでしょうか?

実はこのメラミンスポンジの使い方を誤ったせいで、3歳男児が「顔」を大ヤケドするという痛ましい事件が起こりました。

その他にも「メラミンスポンジで歯をこすると白くなる」という誤情報のせいで、歯がボロボロになってしまった例もあります。

どうしてメラミンスポンジがヤケドに繋がるの?という疑問をもとに、メラミンスポンジの特性や正しい使い方などにについて紹介します。

保育園児はなぜスポンジでヤケドしたのか?

令和元年6月、京都市右京区にある認可保育園でその悲劇は起きました。

3歳男児の顔の落書きを落とすために、60代女性保育士がメラミンスポンジで顔をこすったのです!

メラミンスポンジと言えば「激落ちくん」などの商品名でも知られる四角く白いスポンジ。

こすられたあごや頬は赤く腫れあがり、摩擦(まさつ)により皮膚が大ヤケドの傷を負いました診断では全治一か月、しかも6か月経っても完治していません。

女性保育士は、顔に落書きしたまま帰すと園児が保護者に叱られることを心配したと釈明していますが、男児は顔に傷が残る可能性もあるそうです。

軽い気持ちで「汚れ落としにメラミンスポンジを使った」ということが、過失傷害容疑で捜査されるという大事件になってしまいました。知らないって恐ろしいですね…。

そもそもメラミンスポンジとは?

今回は無知により事故に発展してしてしまったわけですが、女性保育士が「これなら落ちる!」と見込んだメラミンスポンジとは一体なんなのでしょうか?

一見フワフワに見えるこのスポンジは、メラミン樹脂をミクロン単位で泡状に発砲させて作られています。だから、もともとはとても硬い樹脂が原料になっています。

食器洗いなどに使われる「ウレタンスポンジ」との一番の違いは汚れの落とし方!

ウレタンスポンジが汚れを吸い出して落とすのに対して、メラミン樹脂は汚れを削り取って落としているのです。

メラミンスポンジで絶対にやってはいけないこと

皮膚に使ってはいけない

抜群の汚れ落とし効果を発揮するメラミンスポンジですから、ついつい身体についた落ちにくい汚れに使いたくなります。

例えば、指についた油性マジック、腕についたペンキ…何とかして綺麗にしようとメラミンスポンジで擦ってみたという方もいるかもしれません。しかしながら、これは絶対にやってはいけません。

皮膚がひどく損傷し、摩擦がヤケドに繋がります。今回の3歳男児はこのケースに当たりますね。

歯に使ってはいけない

コーヒーやお茶で歯に頑固な茶渋がついてしまったような場合には、ついついメラミンスポンジでホワイトニングしたくなります。

実際は人間よりも、ペットの歯に使うケースが多いようですが…

歯の表面には外部からの刺激を防止するエナメル質があるのですが、これを削り取ると歯に大きなダメージを与えてしまいます。

エナメル質は歯に対する色々な外部刺激から歯髄を守ってくれる、歯の健康に欠かせないものです。無くなると歯へのダメージが大きくなります。

歯の着色汚れには専用の物があるので、そちらを使いましょう!

メラミンスポンジの正しい使い方

メラミンスポンジは、正しく使えば優れた能力を発揮する、かなりの働きものアイテムです。

使用する際には、まず摩擦を減らすために必ず水をたっぷりと含ませて軽く絞って汚れを擦り取ります。その際、あまり力を入れずに軽くふき取るくらいにします。

その後、汚れを擦り取った部分を布などを使ってふき取ると、より綺麗な仕上がりになります。

オススメはメッキ素材の水道の蛇口や水栓です。水垢や茶渋が付きやすい急須やマグカップ、掃除機や電子レンジや冷蔵庫、玄関のタイルなどにもいいですね。

反対に使っていけないのは、素材が柔らかかったりコーティングしてあるもの

光沢のあるステンレス・アクリル樹脂、お風呂やフローリング、車のボディなどは傷が残ってしまいます。

メラミンスポンジは水につけてこするだけで汚れが落ち、洗剤が要らないために環境にやさしい掃除道具です。

また、河川や生物等環境への影響についても問題がなくエコに抜群なので、正しく使って毎日の強い味方にしたいですね。