今あなたに緊急の事が起こったら、
すぐに一切の対処が出来ますか?
例えば 財布を落としたら。
キャッシュカードの番号の控えは?
免許証の番号の控えは?
マイナンバーの暗証番号は?
例えば 突然意識を失ったら。
家族は印鑑の場所や加入保険、預貯金先を知っているでしょうか。
「いざ」は突然やってくる
![](https://dongurifive.com/wp-content/uploads/2020/05/4f2304e8-95b3-4d7c-a3ca-fc22d118a2f7-640x360.jpg)
普段の生活を送っているときには、
気にもかけない日常の情報。
しかし「いざ」は突然やってきます。
銀行のATMにカードを忘れたり、
間違って保険証書を捨てたり。
考えたくはないのですが、
突然意識がなくなることだって
無くはないのです。
そんなときに役立つのが
忘備録『Life Memo』です。
そのノートに、
預貯金の預け先も保険会社も
資産状況や延命治療の希望までが
すべて書いてあったらどうでしょうか?
『Life Memo』は、もはや自分の
意志の代弁者となってくれるはず。
とっても頼もしい存在なのです。
大切なことはたくさんあり過ぎる
『Life Memo』(ライフメモ)は
いわば生活の忘備録です。
どのページからでも
お好きな形で書き留めて結構!
内容は6種類で構成されてます。
- 自分のこと
履歴・健康管理など - 生活のこと
住居・車・デジタル関係 - 財産やお金のこと
預貯金・保険など - もしもの時のこと
介護・延命治療など - 家族・親族・友人のこと
家系図や連絡先など - 記録
冠婚葬祭・記念日など
何といってもこのノートは
書き込むだけなのでラクですね。
自作ノートと違って
目次から検索できるので、
自分以外の人が見た場合も
捜しやすいところがいい。
あなたの日々のブレーンになる
『ライフメモ』を作ってみての感想は
です。
生命保険がいつまでの払い込みで
どこの会社に金額がいくらだったか。
家族全部の預金口座はいくつあるか。
キャッシュカードは何枚あるか。
クレジットカードの番号の控えは。
もちろん覚えているつもりでしたが
記録することがこんなにも気が休まる
とは思いもよりませんでした。
記録する事によって、誰もが処理や
対処が可能になります。
具体的な内容
では「暮らしの忘備録」として何を記録すればよいでしょう?
具体例をあげてみます。
自分のこと
- 基本情報として氏名・生年月日・血液型・住所・本籍
- 健康保険証番号・運転免許証番号・パスポート・住民票コード
- 履歴(学歴・職歴)
- 資格・免許・褒章など
- かかりつけ病院
- 現在抱える病気(発症時期・進み具合)
- 今までの病歴・怪我など
生活のこと
- 住居
(賃貸は貸主連絡先・支払方法など/所有マンションは管理会社や取得日など/持ち家は建設会社や取得日など) - 火災保険・地震保険(保険会社名、証券番号、契約者と受取人など)
- 車・バイク・自転車(車種、ナンバー、名義人、任意保険、購入日など)
- スマートフォン・携帯電話(番号・アドレス・契約内容時期など)
- パソコン・タブレット(メーカー型番・アドレス・プロバイダー・購入店など)
- Webサイト(会員登録のIDやパスワード/開設運営しているサイトなど)
財産・お金のこと
- 預貯金(金融機関・支店・種類・名義人・口座番号・満期日・カード有無)
- 不動産(種類・名義人・住所・登記簿上の所在地・記載内容)
- 有価証券(金融機関・連絡先・口座番号・ID・銘柄口数など)
- 権利(ゴルフ会員権・リゾート会員権など)
- 資産(種類・保管場所)
- 貸金庫・倉庫の場所など
- 保証債務(主債権者・債権者・保証内容・保証日)
- 保険(生命保険・医療保険・がん保険・学資保険・養老保険など/保険会社・保険種類・商品名・証券番号・契約者・保険の対象(被保険者)・受取人・保険期間・保険料と支払方法)
- 年金(公的年金・受取口座/企業年金など)
- ローン(住宅・教育・自動車など/借入先・目的・金額・完済予定日・金額)
- 支払い(光熱費・通信費・新聞購読料・月謝・税金など)
- クレジットカード(カード名称・番号・名義人・紛失時の連絡先)
- 電子マネー(カード名・番号・紛失時の連絡先)
もしもの時のこと
- 判断能力がなくなった時(財産管理人を指名したい人・任意後見人の有無)
- 財産管理の希望
- 介護についての希望
- 重病時の告知を希望するか
- 回復の見込みがないとき(延命治療を望むか・尊厳死の宣言書の有無・判断を誰にゆだねるかの希望)
- 臓器提供・献体の希望
- 葬儀の希望
- 埋葬法の希望(墓地や散骨など)
- 遺言(遺言書を作成しているか)
- 相続の希望
- 形見分けの希望(品物・誰に・保管場所)
家族・親族・友人のこと
- 家系図
- 連絡先(家族・親族・友人・お稽古先など)
記録
- 自分や家族の冠婚葬祭・記念日
- お見舞いやお悔やみなど金額や品目の記録(日付け・内容・金額)
老いた両親の「エンディングノート」代わりに
![](https://dongurifive.com/wp-content/uploads/2020/10/pexels-cottonbro-4057763-640x360.jpg)
自分のエンディングノートとしての
『ライフメモ』はスイスイ書けるし、
同年代の友人にだって勧めたい。
でも自分の老齢の両親には
「終活」「エンディングノート」は
言葉自体も遠慮してしまう…
そのように考える方、多いです。
ええ、わかります。
まだまだ元気でいて欲しいのに
「終活」だなんて縁起が悪いような気がして言葉に出来ない。
必要なのは承知でいながら
言い出しにくいのは当然です。
そんな時、この『ライフメモ』は
気軽に勧めやすい!!
![](https://dongurifive.com/wp-content/uploads/2020/10/pexels-andrea-piacquadio-3768129-640x360.jpg)
私も両親に「一緒に書かない?」と
勧めて、おしゃべりしながらそれぞれ
書きました。
なかでも一番の収穫は、
満期の預金口座を発掘出来たこと!
両親がコツコツと貯めてきた物が
無駄にならず良かったと思いました。
特に財産管理は、老齢の親には
大変面倒な事務仕事のひとつ
かもしれません。
お手伝いというスタンスで支えると
うまく書き進められるように思います。
まとめ
![](https://dongurifive.com/wp-content/uploads/2020/07/organizer-791939_640-640x360.jpg)
自分自身も、
40代で終活ノートは早いかな…?と
思いつつ書き進めた『ライフメモ』。
意外や意外、書いてみて本当の
良さがわかりました。
記憶に抱え込んでおくことの
危うさや不確かさ、
いざという時に伝わらない危険性。
記憶していても、思っていても、
伝わらなければ何の意味もありません。
その大事なことに気が付きました。
これで一通り伝えたいことは書いた!
という安堵感はありますが、
今後も1年ごとに見直すなどして
更新を続けることが必要だと感じます。
是非、『ライフメモ』お役立てください!