暮らしのコラム

人形の断捨離はどうする?処分捨て方に迷うなら人形供養に依頼しよう

どうしても人形を処分する事に抵抗があるのが、日本人です。

愛着ある人形たちとお別れすることになった時、どうしたらよいか悩みますよね。

この記事では、心残りなく上手にお別れをする方法をご紹介します。

日本人は人形が処分できない

 

子供の頃、音楽室にずら~っと並んだ音楽家の肖像画を怖いと感じたことはありませんか

まるで生きている人からじーっと見られているようで、「怖い」と感じる…。

日本には万物に魂が宿るという独特な考え方があるので、なおさらそう感じてしまうようです。

だから日本の家庭の多くは、昔の人形を捨てられずにとっておいてあるようです。

やはり魂が存在すると感じてしまうので、魂があるものを簡単に捨てることなどが忍びないからですね。

しかし外国、特にキリスト教の旧約聖書のメッセージには「モノには魂は存在しない」という教えがあります。

モノはモノだから怖くない、ということですね。

だから必要があれば彼らは名残惜しさは感じても、処分する事が出来るのです。

「供養する」という考え方

日本の生活には「自然界の万物に魂がある」「大切に扱ってきた器物には魂が宿る」と信じる、土着信仰が強く残っています。

この信仰は必ずしも悪いものではなく、日本人らしい「物を大切にする心もち」が現れている風習と言い変えることもできますね。

ましてや雛人形は娘の健やかな成長を願い、一緒に成長してきた人形ですから、丁寧に最後を感謝の気持ちで見送りたいという想いが「供養」という気持ちになるのでしょう。

今では人形を寺社へお願いして供養して頂くことも一般的に広くおこなわれています

特に雛人形供養は、お寺様や神社にて受け付けていることが多くあります。それぞれ呼び名は違いますが、「お焚き上げ」や「人形供養」などとして行っているようです。

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ご供養の仕方

人形供養をしている寺社に頼む

人形供養を行っている寺社は意外に多いものです。

近くの寺社、市内の寺社、県内の寺社というように少しずつ範囲を広げながら、検索してみましょう。

最近はセレモニーホール等でも、人形供養の案内を出しているところもあるようです。

以下の点を聞いてみましょう

  1. 人形供養・お焚き上げを受け付けているか
  2. 雛人形は郵送してもよいのか、それとも直接もち込んだほうがよいのか
  3. 供養にかかる費用はどのくらいか

郵送で人形供養が可能な寺社

全国から郵送で人形供養を受け付けている寺もあります。送る箱(段ボール箱)の大きさで送料が違うので、最適なサイズを選んでください。

みんなのお焚き上げ (ボックス100|箱なし) 神社への配送料込み〜由緒ある神社でモノに感謝してきちんと手放す〜

人形供養祭に参加する

人形供養を目的としたイベントしてはいかがでしょうか?

例えば、埼玉県・岩槻では年に一度“11月3日”に人形供養祭が行われています。

人形のまち岩槻”の一大イベントとして、岩槻城址公園内に“人形塚”で業界全体が協力して、お寺の僧侶に読経してもらいお人形を共同供養しています。

当日は人形の持ち主みんなでお焼香をして、子供の健康を祈りながら人形の冥福をお祈りします。誰でも参加する事が可能です。

ちなみに料金ですが、岩槻供養祭では当日会場に持参した場合は3000円+お気持ち、事前受付の場合は4000円+お気持ち、となっています。

にぎやかなご供養もいいですね。

探すと同様の人形供養祭は全国各地で行われているようですので、機会をみつけて参加するのも良さそうですね。